包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

自身のルーツが妊活に影響するかも

2017/03/11 未分類

日本の少子高齢化が叫ばれる中、妊活(妊娠活動)なる言葉も生まれました。 不妊は世界的に増加傾向にあるそうで、その原因のひとつに男性の精子数減少が挙げられています。 女性の膣内というのは、実は、精子にとっては非常に過酷な環境で、弱い精子はすぐに淘汰されてしまうのです。 それを乗り越えて受精するには、より健康で運動量の多い精子がたくさん必要で、やはり全体的な精子数の増減は、受精=妊娠の確率にも影響すると言えます。 1990年代の後半には、イギリスで「過去50年の間に精子数が半減した」という報告もあり、それ以来、世界中で精子濃度や精液の量が注目されるようになりました。 以前、当ブログでも書きましたが、もちろん日本でも精子数の減少は問題視されています。 最近の20代男性は、健康でも精子数が少なくなっていて、40代男性の約半分程度しかないのだとか。 やはり、このことが不妊の原因の一つではないかと言われ、今後の少子化対策でも話題になっています。 さて、WHO(世界保健機関)による1998年の発表によると、不妊症の原因のうち、女性のみに原因があるのは41%。 男性のみに原因があるケースが24%、男女の双方に原因があるケースが24%とのこと。 つまり、トータルでは男性側に何らかの原因が考えられるケースは、全体のおよそ半数を占めます。 妊娠を考えるにあたっては、男女双方の理解と、正確な情報や検査なども必要なのです。 さて、ここで面白い話があります。 それは、日本人男性の精子濃度は季節によって変動し、2つのタイプに分かれているというもの。 草食系と肉食系?そんなことではありません。 これは、徳島大学大学院の中堀教授と聖マリアンナ医科大学の岩本教授らの研究によリ明らかになったもので、 これによると、日本人の男性の精液は2月から7月に濃くなるタイプと7月から12月に濃くなるタイプの2つに分けられるのだそうです。 今回の研究では、1999年から2002年にかけ、国内4つの都市で妻が妊娠している男性(764人)に協力してもらい、月ごとに異なる人から採取した精液を調べたもの。 これらの精液から、精子や睾丸の形成に関わる男性特有のY染色体の遺伝情報を調査し、DNAの構造に2つのタイプがあることが判明したそうです。 一つは、2万年以上前に大陸から日本に渡ってきたとされる「縄文系」で、もう一つはその後(約3000年前)に渡来してきた「弥生系」と分類されました。 縄文系の男性は7月頃から12月にかけて精子の濃度が濃くなり、一方の弥生系の男性の精子は2月から7月に濃くなることが判明しました。 最近は、DNAの研究も進み、遺伝子の検査も比較的安く早くできるようになってきました。 さらに研究が進んで自身のルーツを簡単に知ることができれば、男性側からの妊活アプローチも変わってくるかもしれません。

Page Topへ