2016/08/09 未分類
ある研究で、経口摂取されたコラーゲンに関する常識が覆された、と話題になっています。 コラーゲンという言葉は、一般的にも良く聞かれるようになりました。 では、コラーゲンとはそもそも何なのでしょう。 コラーゲンは、人はもちろん動物の体内に最も多く含まれるタンパク質の一種です。 人間の体は約20%がタンパク質ですが、そのうちの3分の1はコラーゲンです。 コラーゲンは皮膚、筋肉、内臓、骨、関節、髪の毛など、あらゆる組織に存在し、主に細胞同士を繋ぐ役割を持っています。 人間の場合、コラーゲンの量は10代後半がピークで、その後は徐々に減少していきます。 私たちの皮膚は表皮、真皮、皮下組織からできており、真皮の主成分がコラーゲンです。 コラーゲンが不足すると、皮膚に張りがなくなり、しわやたるみができやすくなります。 また、髪の毛にツヤが無くなったり、骨や関節にも影響が出て、関節の痛みや変形、骨粗鬆症になったりもします。 コラーゲンは大きな分子構造を持つタンパク質です。 ゼラチンはコラーゲンが熱変性したもので、比較的簡単に分解されてコラーゲンペプチドになります。 以前から、民間ではコラーゲンを多く含んだゼラチン質の食べ物やサプリメントでコラーゲンを摂取すると、肌がきれいになり若々しい身体作りに効果的だとか、あるいは傷の回復にも効果がある等と言われてきました。 しかし、専門家の意見では、コラーゲンは吸収される際に、いわば体内のフィルターを通るために小さく分解されるので、食物から摂取したコラーゲンはアミノ酸レベルまで分解されなければならず、経口摂取ではコラーゲンの恩恵は得られない、という意見が常識とされてきました。 ただし、この考えの証明は最近までなされていませんでした。 京都大学大学院の佐藤健司氏が行った研究によって、実は、民間の考えの方が正しい事が判明しました。 コラーゲンはHpy(ヒドロキシプロリン)というアミノ酸を持っていることが特徴的で、コラーゲン摂取後の血液中に含まれるHpyからコラーゲンの量を測定できます。 この実験では、ブタ皮からコラーゲンペプチド(ペプチドとは、アミノ酸が2つ以上結合したもの)10gを摂取した後、血液中に含まれるペプチド型Hypの量を測定しました。 結果として、従来は完全に分解されると考えられていたペプチド型Hypが、摂取後3時間経っても血液中に存在していることが分かったそうです。 これにより、食物からコラーゲンを摂取しても完全に分解はされず、コラーゲンペプチドとして体内に残ることが証明されました。 また、同氏の他の実験では、この血液中に残ったコラーゲンペプチドのお陰で、損傷した皮膚が治るのが早くなることも分かったそうです。 損傷したというと、やや大げさに聞こえますが、つまりは、コラーゲン成分を食べる事で怪我が早く治ったり、あるいは衰えた皮膚が回復する手助けになるのではないかと考えられます。 ゼラチン質が多い食べ物といえば、豚足やアンコウ、スジ肉、スッポン、鶏の皮などが思い浮かびます。 鍋料理に入れるコラーゲンボールやコラーゲン配合のドリンクといった物も、お肌の改善や若々しい身体づくりに効果があると考えられるでしょう。 コラーゲンといえば、美容外科などでもプチ整形の注入剤として使用されます。 多くの注入剤が開発されてきた現在でも、コラーゲンは日本で唯一、厚生労働省から認可を受けている注入剤で安全性も確立されています。 当院では、亀頭の増大術にコラーゲンを使用していますが、男性の亀頭へコラーゲンを注入して増大効果を得るという治療は、世界で初めて、当院が行ったものです。 それは、安全性はもとよりコラーゲン自体の性質が、亀頭増大に適しているからです。 未承認の注入剤の使用は、トラブルの報告も多く、お勧めしません。 『コラーゲン注入による亀頭増大術』のご相談は、無料で行っております。 ご予約制となりますので、詳しくはお電話にて、お気軽にお問合せ下さい。 記事監修 新宿形成外科院長:岡 和樹 https://www.s-keisei.jp/shinjukukeisei/index.html