包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□ 酸素補給だけじゃない!“あくび”(yawn)(欠伸)が出るもう一つの理由

2016/07/20 未分類

退屈な会議の時間や睡眠不足の時など、思わず“あくび”が出てしまった、という事は誰しもある事でしょう。 あくびの原因として、よく言われるのは「脳に酸素を送っている」ということです。 しかし、ある研究によると“あくび”をしただけでは血液中の酸素濃度が急激に変化することは無く、脳への酸素供給が極端に多くなることはないとのこと。 では、なぜ“あくび”が出るのでしょうか? もちろん、脳の働きをリフレッシュしようとして“あくび”が出るのですが、最近、注目すべきもう一つの理由が発表されました。 それは、ずばり「脳の冷却」です。 脳は、人体の中でも最も多くの酸素とエネルギーを消費する器官です。 この脳が活動する時、エネルギーを消費して熱を持ちます。 過熱すると、脳の機能が落ちてしまうので、脳は自分自身を冷まそうとします。 その結果“あくび”が出るという事になります。 “あくび”による、脳の冷却は、いわば車のオーバーヒートを防ぐラジエーターと同じようなシステムです。 そのメカニズムはこうです。 まず1つめは、“あくび”による顎の動き。 顎が動くことで、周囲の筋肉が動き、脳へ送られる血液の量が増えます。 これは、冷却水の役割と同様です。 次に2つ目です。 鼻や口腔内には、多くの血管が通っています。 大きく鼻と口から息を吸い込むことで、そこに新鮮で冷えた(体温より低い)外気が通ると血管が冷やされます。 つまり、脳へ送られる血液も温度が下がるので、これにより脳への冷却効果が得られることになります。 これがラジエータ効果です。 これらを裏付ける研究結果が有るそうです。頭部を氷などで冷やすとあくびをしにくくなるというもので、あくびによる脳の冷却が必要無くなったということを示しています。 また、外気が体内の温度を上回るとあくびをしにくくなるとも言われています。 脳を冷却することができないので、温度調節のためのあくびをする必要が無くなるのでしょう。 冬などで暖房を使用していると、足元が冷えていて頭だけが温かいという状態になりますが、そうなると、より眠気や“あくび”を誘発してしまいます。 また、眠気を感じる時以外にも、例えば、ストレスや緊張によって脳が活発に働き、熱を帯びるという事もあります。 ヒト以外の哺乳類や爬虫類、鳥類も“あくび”をすることが知られています。 猛獣が狩りや交尾をする直前などに“あくび”をするそうですが、彼らもこれから行う行動に緊張感を持っていて、“あくび”によるリフレッシュを行っているのかもしれません。 大事な会議で発表する直前や、重要な話を聞こうとして身構えている時などにも“あくび”が出ることがあります。 これを見て「不真面目」とは思わずに、逆に「真面目に物事に向かっているのだな」と考えてあげて欲しいものです。

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