包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□「バイオニック陰茎」再建でワンタッチで勃起状態の再現に成功

2016/03/05 未分類

不幸な事故によって陰茎を失ってしまった男性は、世界に多くいます。 作業中の事故や交通事故、火傷、ガン等の病気や感染症によるものなど、その原因は様々ですが、若くして陰茎を失ってしまった男性の悲しみは測りようが有りません。 このような人々の為に、医師や技術者達は様々なアプローチから、陰茎の再建にチャレンジしてきました。 欠損した体の部位を補うものとして、代表的な物にエピテーゼと呼ばれるものが有ります。 これは、シリコン等の素材を使って、本物そっくりに作られたもので、指はもちろん、手首や足首の先を再現したものや、耳や鼻を含めた顔の半分近くをカバーする物も有るそうです。 義手等との大きな違いは、機能面ではなく、外見的な満足度を補うためのものだという事。 国内でもいくつかのメーカーがありますが、どれも素晴らしい出来栄えで、装着者の心の大きな救いとなっています。 実は、このエピテーゼには陰茎用もあります。 温泉や大衆浴場でコンプレックスを感じることが無いようにと、作られました。 立ったまま排尿できる機能や性行為の時に対応する陰茎エピテーゼもあるようで、様々なシチュエーションで喜ばれているそうです。 完全な人工物のエピテーゼに対して、移植や再建の研究に力を注ぐ医師もいます。 以前、当院のブログで紹介しましたが、割礼に失敗したことが原因でペニスを失った男性が、死亡した別の男性から提供されたペニスの移植手術に成功した例も報告されています。 この男性の場合は、わずか3ヶ月で生殖機能も取り戻しましたが、驚くべきことに、その後は、無事に父親にもなれたそうです。 ペニスの臓器提供の成功例が有ることは朗報に感じますが、臓器提供に関しては法の整備や社会環境、倫理的な問題も出てきます。 なにより、臓器提供と移植を受ける人の間には、タイミングという最も重要な問題があります。 このような「問題」にとらわれない手法として、ペニスを自分の組織で再建し、成功した例が有ります。 スコットランドに住むモハメド・アバト氏(43歳)は、子どもの頃に遭った交通事故により、陰茎と片方の睾丸を失いました。 この男性が、世界初といわれる「バイオニック陰茎」の形成手術を受けたのは2015年の夏のこと。 手術は大成功だったといいます。 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの医療チームは、失われた陰茎を再建する手術を彼に施しました。 陰茎の元になる部分には、3年の期間を使い、腕などから採取した皮膚やその他の組織を少しずつ移植して形を作っていったそうです。 さらに、その内部に2本の収縮性のあるパイプとポンプを埋め込みました。 陰嚢の裏に配置されたスイッチを押すことで、 このポンプが下腹部のタンク内にある液体を陰茎内のパイプに送り込みます。 パイプの中に溜まった液体は徐々に圧力を増して硬くなり、その力で勃起状態を再現するのだといいます。 ちなみに、伸張時の長さは8インチ(約20cm)で、パートナーと性行為におよぶことも可能なのだとか。 性行為後は陰嚢裏にあるもう一つのボタンを押せば簡単に通常サイズに戻せるそうです。 まさに、バイオニックな機構です。 また、アメリカでは「勃起できる人工ペニス」の培養実験に成功しました。 動物(ウサギ)への移植と性行為の実現まで確認ができているといいます。 これは自らの組織やドナーからの移植ではなく、まったく新たに陰茎を培養して移植する技術で、これまでの研究よりもさらに進んだものと言えるでしょう。 こういった技術が早く実用化されて、世界中の不運な男性にとって、大きな希望を与えるようになることを望みます。

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