黒い食品いい食品

黒い食品は体にいい、とよく言われます。黒豆、黒ゴマ、黒米、黒酢、海藻、きくらげ、きのこなど。なぜ黒い食品が体にいいのでしょうか。 黒い色素はアントシアン、フラボノイド、カテキン、タンニンなどの色素が高密度に集まっているポリフェノール類なので、黒く見えます。ポリフェノールといえば、強力な抗酸化作用が期待できる物質です。体が老化しないよう働きかけてくれるのです。 ポリフェノールのほかにも、黒豆にはオリゴ糖やイソフラボン、黒ゴマにはゴマリグナン(コレステロール吸収阻害、抗ガン作用)、ビタミンE、鉄分などを多く含み、また海藻やきのこ、ブルーベリーなどは不溶性の食物繊維が豊富です。 健康増進に一役買う黒い食品ですが、食卓に黒だけでは彩りに欠けます。食物の色には力があります。赤、白、黄、緑など、できるだけ多くの色を取り入れることで、それだけ多くの栄養素を摂ることができます。 何か一品足りないな、と感じるときは、色で食材を選ぶことも視点のひとつとして、食事をより充実させましょう。