包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

柿くへば。

2014/10/09 未分類

そろそろスーパーの店頭に柿を見かけるようになってきました。熟した柿は甘くておいしいですよね。 柿の木は東アジアの固有種で、日本から欧米へ伝わったため、学名にもKakiが使われています。 柿の品種は1000以上。渋柿、甘柿に大別されます。甘柿は渋柿の突然変異種と考えられていて、日本特有の品種です。未熟時には実が渋いですが、熟成に伴って渋が抜け、甘みが強くなります。 その渋みの原因はタンニンです。それが口の中で溶けることで「渋い」と感じます。渋柿はタンニンが口の中で溶けだすため、生食には不向きです。甘柿はタンニンが不溶性のため、渋みを感じることなく生食できます。渋柿はタンニンを不溶性にする渋抜きの加工(アルコールを付け、密閉)をする等で、おいしく食べられるようになります。また干し柿にすると、渋みが自然に抜けて甘くなります。 柿の成分で優れているものは何と言ってもビタミンC。100gあたり70mgで、みかんの2倍です。ほかにもビタミンAやカロテン、糖質に富み、栄養価の高い果物です。 そして、柿の成分はお酒を飲む人にも朗報です。柿にはデヒドロゲナーゼ(アルコール分解酵素)、シスチン(肝機能を高めるアミノ酸)、カリウム(利尿作用)等が含まれ、二日酔いに最適です。できれば飲酒前、または飲酒の最中に柿を食べると、より効果が期待できそうです。 更に、柿には捨てるところがありません。 柿渋は防腐剤、撥水剤。ヘタは乾燥させて鎮咳等の生薬。葉はお茶に。木材は家具や茶道具として。 ちょっと地味な印象の柿ですが、実はこんなにも様々な活用法があることに驚きます。 おいしい柿の選び方は、4枚のヘタが残っていて、ヘタと実がぴったりくっつき、実の色が濃くずっしりと重いものがいいようです。今晩から晩酌のお供に柿、いかがでしょうか。

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