包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

土用丑の日。旅するうなぎ

2014/07/17 未分類

7月29日は土用丑の日、うなぎを食べる日です。土用丑の日ってそもそも何の日?そしてなぜうなぎ?うなぎの生態って?気になったので、うなぎのあれこれ調べてみました。 まず、土用とは何でしょうか。 「土用」「土旺用事」は四立(立夏、立秋、立冬、立春)の直前18日間を指します。万物は全て「木」「火」「土」「金」「水」の五行の要素からなる、という思想のもと、 立夏→火、立秋→金、立冬→水、立春→木 と割り当てられています。それぞれの直前が「土」の期間になります。 「土用丑の日」は土用の間のうち、十二支が丑の日のことを指します。 「土用丑の日」にうなぎを食べる習慣が始まったのは諸説ありますが、平賀源内(1728-1780)が発案した、という説が最も知られています。 夏に売れないうなぎを売るために、うなぎ屋が源内に相談にいったところ、源内は「本日丑の日」と書いて店先に貼ることをすすめました。それを実践したうなぎ屋が繁盛、他店もそれに倣い、現在のような習慣になった、ということです。 「丑の日」の貼紙が功を奏した理由もまた諸説あり、一説によると、「丑の日」に"う"のつく食べ物を食べると夏負けしない、という風習があったとされ、うなぎ以外にも梅干し、瓜などを食べる習慣があったようです。 うなぎの生態は近年少しずつ解明されてきていますが、未だ謎が多いのが実情です。 うなぎは生涯のほとんどを河川、湖沼で過ごします。産卵の際には海にくだり、そこで生涯を終える、と考えられています。 日本にいるニホンウナギは、グアム島近くのマリアナ海溝付近を産卵場としていることが近年わかってきました。たった60gの脂肪量で、3000kmもの距離を泳ぐのです。 産卵期のオスの体は精巣だらけ、メスは卵だらけになっており、6月~7月の新月の夜に、一斉に産卵すると考えられています。 うなぎの卵が初めて発見されたのは2009年です。うなぎの卵は受精から孵化まで、わずか1.5日。孵化するとゆっくり浮上し姿を変えつつ、潮流に乗り、約1年後、日本沿岸に着く頃には、親と同じ形のシラスウナギになります。群れをなして河川を上り、そこで5~10年淡水生活をして、産卵のためにまた海へと向かうのです。 こんなにも長旅をするうなぎ。その栄養素は、ビタミンA,Bが豊富です。夏バテや食欲減退防止に効果が期待できます。ミネラルも多く含み、脂質は不飽和脂肪酸です。 ただ、うなぎの旬は晩秋~初冬。冬眠に備えて身に養分を蓄えるためです。夏のものは若干味が落ちる、と言われています。 ところで、「うなぎと梅干しの食べ合わせは良くない」と聞いたことはありませんか。 うなぎの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良をおこす、とされたためです。しかし実際には、梅干しの酸味が消化を助けるため、味覚の面も含めて相性の良い食材のようです。 昨年はシラスウナギが不漁のために価格が高騰していましたが、今年は昨年の3割程度の価格となっています。旬の秋頃には、安くおいしいうなぎが頂けるのでは、と期待しています。

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