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増え続ける梅毒患者、その理由は

2019/11/01 性病

 昨今の日本では、梅毒患者が急激に上昇しており、感染者の数は3年連続で5000人を超えるようです。 1960年代には、1万人を超える梅毒患者も薬の発達により減少を続け、2007年代では、感染者は719人まで減っています。 しかし、2011年辺りから急激に増え始め、2013年には1228人と初めて1000人台となっています。 その後も増え続け2018年には7000人越えとなっており、今年2019年も既に5000人を超えたようです。

 梅毒感染者は男性が比較的多く、女性は20~30代の比較的若い層が多く感染しています。 梅毒の病原体は、感染している人の性器などの患部に存在し、性行為で直接接触した粘膜や皮膚の小さな傷などから侵入して感染します。 オーラルセックス(口腔性交)で咽頭部(のど)に感染したり、アナルセックス(肛門性交)で直腸に感染するなど、 性行為の方法によっては、性器以外の場所にも感染します。 感染の原因やルートについては諸説ありますが、以下の理由が原因として考えられています。

1・外国人観光客の風俗サービスの利用
2・情報端末の発達による出会い系アプリ等の利用者増加
3・感染当事者や若い医師などの梅毒に対する知識不足

 梅毒は症状として赤い発疹やシコリができたりしますが、少し経つと症状が治まるので発見がしづらい病気になります。 治療しないで放っておくと、数年~数十年にかけて悪化していき、ガマ腫と呼ばれるものができたりします。 また、梅毒の病原体が神経に侵入すると、手足の麻痺や認知症のような脳障害がおきたり、失明する恐れもあります。 日本での梅毒の治療としては、ペニシリン系の薬を内服します。

 残念ながら梅毒は完治しても、何度でもかかる病気です。 梅毒への対抗策としては定期的な検診を受けることが大切です。 また不特定多数の人との性行為を避ける事や、コンドームの着用など、感染しない為の自己予防が重要となるのです。

 来年は、東京でのオリンピック開催も控えており、海外からの観光客は増えることが予測されます。 梅毒だけに限らず、日本では流行していない様々な病気にも注意が必要となります。 自分は大丈夫だろう、かからないだろうという考えは捨てて、自衛する意識が大切だと思います。

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