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■□ 男性にも起きる更年期障害は意外と深刻!

2017/10/26 ED

先日、東京新聞のネットニュース記事に、男性の更年期障害についての記事が掲載されていました。

 「更年期障害」という言葉は、良く耳にすると思います。 ホルモンバランスの乱れから、身体や精神的にも不調を感じるようになる、自律神経失調症の一つとされる病気です。
  以前は、「更年期障害」は女性特有のものと思われていました。 女性の「更年期障害」は、女性ホルモンの量が減ったりバランスが崩れたりして、症状が出てくるもの。 特に、閉経を機会に発症する人が多いので一般的な認知度も高く、40代中頃から、その症状に悩まされる人が増えていきます。

 また、最近では、30代頃の若い年代でも「更年期障害」の症状を訴える方も増えています。 これは「若年性更年期障害」と呼び、無理なダイエットや不規則な生活・食事によるホルモンバランスの崩れが原因とされ、患者数も増えているそうです。 「更年期障害」の代表的な症状は、身体が火照る、汗をかく、イライラと神経質になる、だるく疲れやすい(倦怠感)、不眠などです。
  全般的に、心身に様々な不具合を感じ、生活全般に活力が無くなってしまいます。

 しかし、最近になって、男性にも「更年期障害」が出るということがいわれ始めました。 「男性更年期障害」は、正式には「加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群」と呼ばれます。 男性ホルモンの一つである「フリーテストステロン」が急激に低下して発症するとされ、発症の時期は50歳前後からが多いといいます。

 男性ホルモン減少の理由は、やはり加齢やストレス、生活習慣の乱れが多くの要因とされ、潜在患者は全国で600万人程もいるとされています。 「男性更年期障害」も女性と同様の症状が起こりますが、一方で男性特有の症状も指摘されています。

 精神的な面では、うつ状態や集中力が無くなるなど、身体的には頻尿や精力減退(ED)、筋力の衰え、太りやすくなる等が男性特有の「更年期障害」の症状といわれます。 男性の場合、閉経という判りやすい切っ掛けが無いので、前述のような症状を感じても「更年期障害」だと思わずに、他の原因を考えてしまって治療が遅れることも多いようです。

 例えば、心身の不調からうつ病を疑って精神科を受診しても、特に問題は無いと診断されてしまい「単なる加齢のせい」と放置した結果、症状が悪化してしまうケースもありるそうです。
 自分が「更年期障害」なのかは、男性ホルモンの量を測定する検査で判断できます。 治療はホルモン補充の注射が即効性が高いとされますが、その他にも、飲み薬や漢方薬、サプリメント(亜鉛)などで男性ホルモンの増強を図るという方法もあります。 もちろん、生活習慣の見直しで、タバコやお酒を控えたり、軽い運動を心掛けるということも効果的です。

 また、規則正しい食生活でビタミン類(野菜や果物)と男性必須のミネラルである亜鉛を多く含む食品(牡蠣、ウナギ、レバー、ナッツ等)を摂ることや、性生活の充実も、改善への道に繋がるでしょう。 「最近疲れやすくて性欲もイマイチわかないのは、年のせいかな」などと安易に考えることなく、当てはまる症状を感じたなら、専門医院を受診することをお勧めします。
 なお、当院でも検査や治療を行っておりますので、ご希望の方は、お問合せ下さい。

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