包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□ 血液型でED発症のリスクに違いが?

2017/06/10 ED

血液科型による性格判断や占い。
真偽のほどは別として、A型は神経質、B型は自分勝手などと言われることがあります。 誰しも一度はやったことがあるのではないでしょうか。

 このようなABO式の血液型を元にした性格判断や占いなどは、実は諸外国ではあまり行われず、日本人だけが好んでやっていることだとも言われます。

 しかし、最近の医学研究では、血液型によって様々な疾病のリスクに違いがある事が分かってきています。 人類の祖先は、元々O型だったそうで、そのためか、O型は全般的に免疫力が強いといわれています。 O型は、多くの場面で他の血液型よりも病気の発症リスクが低いという研究結果があります。

 例えば、2009年にアメリカで発表された論文では、すい臓ガンのリスクについて調査されています。 この論文では飲酒や喫煙、遺伝的要素を除外したO型の発症リスクを1とすると、A型は1.3に、AB型は1.5、B型は1.7にもなるそう。 明らかに、O型はすい臓ガンになり難いという偏りが認められたとのことです。

 その他のガンについても、O型は全般的に発症リスクが低い事が知られています。 特に、胃ガンに関しては55%も低かったという結果も出ているそうです。 他にも、O型は心臓病の発症リスクが8~20%も低く、心血管の疾病が原因で亡くなるリスクが15%も低いなどともいわれます。

 ここで、興味深い研究結果をお伝えしましょう。 これは、2012年から2015年にかけてトルコのあるクリニックで行われた研究です。 このクリニックを受診した350名の患者について、EDの患者(111名)とそれ以外の患者(239名)とに分け、血液型別に有病率などを調べたものです。 このクリニックで、血液型別のED患者率を調査したところ、O型は15.7%で最も少なく、続いてB型の39.3%、A型41.6%、AB型は46.7%になったそうです。

 また、ED患者への国際勃起機能(IIEF-5)の調査を行ったところ、スコアの平均値ではO型の成績が最も良く、次いでB型、A型、AB型の順となりました。 この調査では、O型の人はEDになりにくく、しかも、症状も軽い方が多いという結果となりました。 実は「細かい事を気にしない、大らかな性格」というのは、EDになりにくい要因の一つでもあります。 O型と言われると「大らかなタイプ」をイメージしてしまうのは、やはり日本人ならではなのでしょうか。
もちろん、病気やEDのリスクは、生活習慣などによって大きく変化します。 O型だからと言って、自分は大丈夫だと油断しない事は大事です。 また、O型以外の血液型の人は「自分はEDや病気になりやすいのか」等と、決して悲観的にはならず、日頃から健康に気を付けて、リスクを下げることが重要だということも覚えておいて下さい。

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