包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□ 秋のカビ対策、身体のカビにもご注意を!

2017/09/27 性病

 カビというと、梅雨時のジメジメした季節に、家の各所や靴箱に発生しやすいというイメージです。
 しかし、夏の終わりから秋にかけても、カビは発生しやすいということは意外と知られていません。 特に、今年の夏は東京でも記録的な連続降雨日と日照時間の不足が観測されていて、梅雨時以上にジメジメした環境になってしまった事でしょう。 クローゼット内の衣類や、押し入れ、浴室など、住まいのカビ対策は換気を良くしてカビが発生しにくい状態にすることが重要です。

 カビのエサとなるような衣服の汚れはクリーニングしてからしまう、浴室の壁についたせっけんカスは洗剤で洗って水で良く流す、なども効果的です。

 また、カビは、衣類やお風呂場の壁だけではなく、人の身体にも悪さをします。 人に悪さをするカビ類は「真菌」と呼ばれ、水虫やカンジダなどはその代表格です。 水虫に関しては、いまさら語る必要もないでしょうが、足や手に真菌が繁殖して、強いかゆみや水泡、皮膚のただれなどが起きる病気です。 家のカビと同様に、高温多湿の環境を好むので、同じ靴を履き続けることでより繁殖する可能性が高まります。 水虫には、患部に真菌類に効果の高い薬を塗ったり、内服薬を飲んだりして対処します。 他の家族にうつさないためには、靴下やお風呂マットは、まめに交換して清潔を保つこと、水虫の人は裸足で部屋の中を歩き回らないことも重要です。
 なお、普段履く靴は2~3足を用意してローテーションさせ、履いていない靴はなるべく通気を良くして乾燥させるのも効果的といいます。

 一方の“カンジダ”は、性器などについたカンジダ菌が悪さをするもので、特に女性器に症状が多く見られます。 理由は、女性器は温かくて常に湿り気を帯びているので、菌の繁殖に適した環境になるからです。
  ただし、カンジダ菌は誰の膣にも普通に存在する、いわゆる「常在菌」の一つなので、性感染症とは区別されます。 普段は影響のない「カンジダ菌」が悪さをするのは、疲れや、体調不良で免疫力が落ちた時などです。 症状は、膣内から普段よりも色が濃いクリーム状のオリモノが出たり、陰部の赤味や痒み、不快な臭いなどが現れます。

 男性の場合は性器が露出していて乾燥しやすく、カンジダ菌がいても症状は出にくいです。 しかし、男性にも全く症状が出ないというわけではありませんので、油断は禁物です。

 男性の場合は亀頭周辺に赤味や痒みが出て垢のようなものが溜まりやすくなったり、皮膚がポロポロと剥げてきたりという症状になります。 包皮炎との区別がつきにくいので「最近、亀頭の痒みが続くな」と思ったら、医院で受診することをお勧めします。
  カンジダも高温多湿で不潔な状態(菌のエサが豊富な環境)では、その繁殖にも拍車がかかります。 家のカビも、身体のカビも、清潔と通気性が第一です。 入浴時は良く洗って清潔にし、下着類は常に清潔な物を身に着けることを心掛けるようにして下さい。 もちろん、性器に気になる症状を感じたら、自己判断で放置して悪化させることが無いよう、すぐに専門の医院で受診することも重要です。 

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