包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

知らなかったでは済まされない、身近な薬とドーピングの関係

2017/01/27 未分類

北京オリンピックの男子400mリレーで金メダルを取ったジャマイカの選手が、ドーピング検査で陽性反応が出たために失格とされました。 その結果、3位だった日本が繰り上げで銀メダルになる見込みとのニュースが話題になっています。 今回の一件、レース直後の検査では禁止薬物の反応は出ていませんでした。 しかし、後の検査で陽性反応が出たために、レースの結果が覆される事態になりました。 ただ、2008年当時は禁止されていなかった薬だったとか、検査の精度が上がったためなどという報道を聞くと、その判定にも少し複雑な印象を抱きます。 さて、オリンピックに限らず、大きなスポーツの大会で時々話題に上るのが「ドーピング」という言葉。 簡単に言えば「薬のチカラを使って身体の能力を向上させる」ということで、当然ながら、スポーツの世界では違反行為とされています。 しかし、スポーツ選手が意図せずにこのドーピング検査に引っかかってしまう事例もあります。 2016年には、有名な女子テニスプレイヤーのシャラポア選手がドーピングの検査で陽性となりました。 彼女は、連盟から1年以上もの公式戦出場停止処分を受けました。 彼女の場合は、「メルドニウム」という薬が問題だったとのこと。 この薬は、狭心症の薬としてロシアでは良く使われていた薬だそうで、血流を改善する作用が強いものとのこと。 その作用のお陰で、脳や全身の活動を活発にする効果があるということで、2016年の1月1日に、新たに禁止薬物に追加されたばかりのものでした。 シャラポア選手は「この薬は10年以上も前から、糖尿病の予防として医師から処方されていた。特にテニスのプレイに有利だから使っていたわけではない」と釈明をしましたが、認められなかったとのこと。 禁止薬物に指定されたばかりということもあって、中止しなければならない事を知っていても、その対応が間に合わなかった可能性もあります。 ただ「メルドニウム」は以前から、運動能力の向上が囁かれていた薬であることは間違いなく、事の真相はわかりません。 この例は別としても、このようにプロや一流のスポーツ選手は、日常的に服用している薬についても気を配らなくてはなりません。 漢方薬はもとより、市販の風邪薬や喘息の薬、咳止めにも含まれる成分が、ドーピング扱いになることもあり得るのです。 今年の1月から「ヒゲナミン」という成分が禁止薬物に指定されました。 ちょっと聞き慣れない名前ですが、南天の実に含まれており、一部の“のど飴”にも含まれる身近な成分です。 この「ヒゲナミン」にはβ2刺激作用があり、気管支を拡張して呼吸を楽にする目的で使われます。 また、最近の研究結果で「ヒゲナミン」を大量に摂取すると、交感神経を興奮させたり、筋肉の増強を助けたりすることがわかったそうです。 その為、「ヒゲナミン」が新たに禁止薬物に指定されたのです。 ちなみに、のど飴以外にも、スパイスに使われるクローブに「ヒゲナミン」が含まれているとのことです。 スポーツ選手は迂闊にのど飴や風邪薬も飲めないので、体調管理も重要です。 一流のスポーツ選手ともなれば、普段口にする物にも充分気を付けなくてはならないのですね。 もちろん、私たち一般人は、これらを普通に摂取することに全く問題はありませんので、ご心配なく。

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