包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

誤解が多い?卵とコレステロールの話し

2017/01/05 未分類

今日から仕事始めという会社も多いようです。 皆さんのお正月休みは、いかがでしたか。 実家やふるさとへ帰って家族・ご親戚と、おせち料理を食べながら、ゆっくりした時間を過ごした方も多いはず。 楽しい時間を過ごす時には、ついつい食べ過ぎ・飲み過ぎてしまいますね。 正月太りの解消のため、新年からダイエット、という声も聞こえてきそうです。 さて、卵焼きや伊達巻など、おせち料理に意外と多く使われているのがタマゴです。 今回はタマゴとコレステロールに関する話題です。 「タマゴはコレステロールが気になるので控えている」という方はいらっしゃいませんか? よく聞く話しですが、しかし、最近では「タマゴを食べてもコレステロールが高くなったり、健康に害があるとは言えない」という意見が主流となっています。 むしろ、タマゴに含まれる“レシチン”や“オレイン酸”には、悪玉コレステロールの値を下げる働きがあることがわかってきました。 タマゴ=コレステロールという図式は、今から100年以上も前にロシアで行われた実験が元になっているそうです。 この実験では、ウサギにタマゴを与えて、コレステロールの上昇を調べたそうで、確かに、コレステロール値の急激な上昇が確認されたというのです。 しかし、草食動物であるウサギは、そもそも食物からコレステロールを摂取することがありません。 ですから、コレステロールを摂取してしまうと、すぐに体内に変化が表れてしまうのです。 つまり、この実験結果をヒトに当てはめること自体が間違いだった、というのが最近の見解です。 その後も、通常の食事以外にタマゴを食べた場合と食べなかった場合を比較した実験が行なわれてきましたが、タマゴとコレステロール上昇の因果関係は認められなかったとのこと。 タマゴという言葉から多くの人が『コレステロール』を連想するのは、もはや都市伝説的なものと言えそうです。 コレステロールは不要なものの代表格のように言われますが、胆汁酸(脂肪の消化吸収に必要)やホルモンの原料になるもので、決して悪いだけの物ではなく、むしろ人にとっては必要な物質です。 最近ではLDL(悪玉)とHDL(善玉)とに分けられることが多く、LDLは増えすぎると動脈硬化などの原因になるので、悪玉と呼ばれることになったようです。 しかし、悪玉と呼ばれるLDLも血管などに必要なコレステロールを運ぶという重要な役割があります。 HDLはその逆で、余分なコレステロールを肝臓に運んで、消費を助けます。 それぞれに役割があり、つまりは適量・バランスを保つことが重要なのです。 とはいえ、もともとコレステロール値の高い方や高脂血症の方などは、注意が必要です。 コレステロールは、体内でも作られますが、高脂血症の方などはコントロールが上手くいかず、結果、LDL値の上昇や増えてしまいます。 タマゴに関しては、一日一個を食べる程度であれば問題はなく、むしろ、肉類を中心とした脂っぽい食事や余分なカロリーの摂取の方に気を付けるべきです。 コレステロールと上手に付き合っていくためには、青魚や野菜を多く摂れるような食生活を心掛けましょう。

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