包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□ C型肝炎の患者に朗報。治癒率100%の治療薬が承認される。

2015/12/09 治療

C型慢性肝炎の画期的な治療薬として、新薬の「ハーボニー」(一般名・ソホスブビルとレジパスビルの合剤)が厚生労働省の承認を得ました。 今回承認を受けた薬は、C型肝炎感染者の約7割を占めると言われる、遺伝子型1型に効果がある飲み薬です。 肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病気のことです。 その原因の約7割はウイルス感染によるものといわれています。 ウイルス性肝炎には、主に不潔な水や食べ物等から感染することが多いA型やE型のほか、感染した人からの血液を介して感染するB型、C型、D型などがあります。 その中でも、現代の日本で最も多いとされるのが、C型肝炎です。 感染者は推定で190万人~230万人と言われています。 感染している可能性が高いのは、血液に対する検査態勢が整う1992年2月よりも前に輸血を受けたことがある人、また、集団予防接種でウイルスに汚染された注射針で予防接種を受けたことがある人など。 しかし、ウイルスに感染しても約3割が自然に消えてしまうので、感染したことに気がつかないままの人も多いそうです。 感染後にウイルスが増え続ければ慢性肝炎や肝硬変、果ては肝ガンへと進行する危険性も有り、注意が必要です。 肝炎の治療は、これまでは「インターフェロン」という抗ウィルス剤を投与するのが有力な治療とされてきました。 しかし、人によっては効果が無い場合もあり、また、投与後に出る発熱や倦怠(けんたい)感、うつの症状などが副作用としてあり、患者への負担は大きいものでした。 こうした中で、「ハーボニー」は今のところは重い副作用の報告も無く、1日1錠を3ヶ月服用するだけでウィルスを退治できると話題です。 臨床試験では、対象者157人全員から肝炎ウィルスが無くなり、治癒率100%という驚くべき結果が出ています。 気になるのは治療にかかる費用ですが、この薬の価格は1粒およそ8万円もします。 しかし、安心して下さい。 治療にあたっては保険が適用される上、さらに国の補助も受けられるそうです。 患者さんの実質的な負担額は、月に1万円から2万円程度なのだとか。 この位の負担であれば、将来に重篤な症状が出る危険性を考慮すれば、支払っても損は無いですね。 肝炎ウィルスは、増える前の早期発見と早期治療が大切です。 厚生労働省も、積極的に検査を受けるように呼びかけています。 ちなみに、当院でも肝炎ウィルスの検査を行っておりますので、お問合せ下さい。 飲むだけでC型肝炎ウイルスを消滅させるという新薬。 今後も注目が集まりそうです。

Page Topへ