包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□手足口病の流行に注意

2015/08/17 未分類

最近、エボラ出血熱やデング熱など、様々な感染症の流行が話題になっていますが、今年は身近なところで流行しているウィルス感染症があります。 それは、手足口病です。 主な感染者は小さいお子さんで、2歳以下の乳幼児が約半数、5歳以下が感染者の90%を占めます。 今年は、5月ごろより関西を中心に流行が始まり、その範囲が広がってきています。 広島、滋賀、京都、埼玉、群馬、神奈川、山形ではすでに流行警報が発令され、東京都でも、大流行と言われた2013年と同様のペースで感染者が増え、すでに警報基準値を超えたとの発表がありました。 直近の情報では、東京都の感染者数はやや落着いた傾向にありますが、手足口病の流行は夏の7月~8月にピークを迎えるとされていますので、まだまだ注意が必要です。 この手足口病は、感染すると手の甲や足の裏、ひざ裏、足の付け根、口の中などに痛みを伴う水疱性の発疹ができるのが特徴で、これが病名の由来にもなっています。 他に微熱が2~3日続くこともありますが、症状は軽いので安静にして様子をみて、症状の改善を待つのが一般的です。 ただし口内の水泡が潰れると強い痛みを伴うので、食事に影響が出ることがあります。 夏の暑い時期と相まって、栄養補給や水分補給には注意が必要となります。 また、高熱が出たり嘔吐や下痢の症状がひどい場合には、合併症の恐れもありますので、早めに病院に相談すると良いでしょう。 ちなみに、手足口病の特効薬やワクチンはありませんので、治療は熱や吐き気に対する対処療法となります。 手足口病の原因は、コクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスとされています。 一度感染したウィルスには抗体ができますので、再び感染することはありません。 しかし、同じ症状を引き起こす原因ウィルスが複数ある為、以前に手足口病にかかっていても、違う種類のウィルスによる手足口病には感染する可能性が有ります。 手足口病の感染経路と予防策に関して、まとめてみます。 ?感染経路 せきやくしゃみによる飛沫感染と、ウィルスが付いた手などからの接触感染が原因です。 子供から親への感染として子供のオムツ交換をした時に感染する場合がある。 子供の症状が収まってからも、2?4週間程度には便にウイルスが排出されるので注意が必要。 ・予防方法 保育園などでの子供同士の直接的接触による感染は、ほぼ予防不可能なので、手洗いやうがいを徹底するなどの予防方法しかない。 前述の通り、感染したことの無いウィルスに対しては抗体が無いので、親も油断しないこと。 おむつ交換の後の手洗いは石鹸を使い、流水で良く洗い流すこと。 また、子供が感染したら、しばらくの間は食器やタオルの共用は避けるなどが予防策となる。 大人が感染すると、40度近い高熱が出たり、病気の後期に手足の爪が剥がれる事があるなど、症状が重くなる傾向にあります。 子供の病気だからと油断せず、感染予防には注意が必要です。

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