包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

小麦アレルギーとアナフィラキシーとの誤診に注意

2013/08/29 未分類

今回は、小麦粉に潜むちょっと気持ちの悪いお話です。 小麦粉に限らず、アレルギーはある日突然発症することがあります。 今までは大丈夫だったのに、お好み焼きやホットケーキを食べた後、呼吸困難や身体の発疹を訴えて病院に搬送されるケースがあります。 この様な場合、小麦アレルギーの他にもうひとつ、小麦粉等に潜む危険があることがわかってきました。 その原因は、ダニによるアナフィラキシーです。 あまり聞きなれない言葉ですが、アナフィラキシーとはなんでしょう。 アナフィラキシーは、アレルギー反応の一つに分類されます。 2008年に、俳優の豊川悦司さんが牡蠣を沢山食べて体調に異変を来たし、入院するという騒ぎがありました。 ニュースなどでアナフィラキシーショックという言葉が沢山使われていましたから、この時に初めて聞いたと言う方もいるのではないでしょうか。 通常、アレルギー反応では原因物質(アレルゲン)が体内に入ることによって、粘膜の炎症や発疹といった症状が現れます。 しかし、一度に大量のアレルゲンが体内に入ると、さらに急激な重度アレルギー反応が起こる場合があります。 これをアナフィラキシーと呼びます。 アナフィラキシーの症状としては、呼吸困難、じんましん、吐き気などがあります。 重篤になると、急激な血圧低下や意識の喪失、最悪の場合は命の危険すら考えられます。 今回のように、お好み焼きなどが原因のアナフィラキシーでは、開封してから長時間経っていたり、保管状態の悪い小麦粉にダニが入り込んで繁殖してしまったことが考えられます。 それを大量に摂取したことで、前出のような症状が出たと考えられます。 アナフィラキシーの原因として報告が多いのは、コナヒョウヒダニやヤケヒョウヒダニ、ケナガコナダニなど。 いずれも、ハウスダストに含まれていたり、粉類の貯蔵庫で繁殖しやすいダニです。 ダニ自体は熱で死にますが、その死骸もアナフィラキシーの原因になります。 また、小麦粉単体よりも、お好み焼き粉やホットケーキミックス等の方が、ダシや糖分が含まれているので、ダニの繁殖には適しているのだとか。 粉に潜むダニとは、ちょっと怖いし、気持ち悪いですね。 専門家でも、小麦アレルギーとダニアナフィラキシーとの誤診が多いのだとか。 もし、ご家庭にあった古い粉を食べた後にこのような症状を起こしてしまい病院に行く場合には、その時に食べた粉を持っていくと、原因の早期究明に役立つそうです。 ただ、ダニは乾燥や低温環境では繁殖できないので、 1・粉を保管する際には風通しを良くしたり、乾燥剤を使ったりして湿度を50%以下に保つ。 2・開封後は出来るだけ早く使い切るようにする。 3・やむを得ず長期保管する時は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管する。 などを心掛ければ、この危険は回避できます。

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