包茎・亀頭増大術・長茎術の新宿形成外科ブログ

■□ 世界初、アメリカで男性生殖器の全体移植に成功!

2018/05/21 未分類

2015年12月に、ニューヨークタイムスで、アメリカでは初となる男性器移植手術の計画が報じられました。 https://www.nytimes.com/2015/12/07/health/penis-transplants-being-planned-to-heal-troops-hidden-wounds.html こちらは、ジョンズ・ホプキンズ大学形成外科の会長である W・P・アンドリュー・リー博士らによる計画。 主にイラクやアフガニスタンへ派遣された兵士が、負傷によってペニスや睾丸の一部や全てを失ってしまった事に対する治療として行われるものだそうです。 そして、今回、その「アメリカ初となる男性器の移植手術が成功した」というニュースが入ってきました。 今回治療を受けたのは、アフガニスタンに派兵されていた若き元兵士です。 患者の名前や年齢など、詳しい情報は公開されていませんが、彼は戦場で爆弾により負傷し、男性生殖器を失ってしまったのだそう。 その男性に対して、ジョンズ・ホプキンス大学の外科医らが、亡くなった他の人から提供された陰茎や陰嚢、腹壁の一部を摘出し、男性に移植を行いました。 以前、当ブログでも紹介したように、これまでも男性器の移植は行われ、成功したこともあります。 2014年には、南アフリカで割礼の失敗によって性器を失ってしまった男性への性器移植に世界で初めて成功しました。 また、アメリカでも、2016年5月にガンで男性器を失ってしまった64歳の男性に対して、性器の移植を成功させています。 しかし、ジョンズ・ホプキンズ大学によれば、性器全体の移植は世界で初とのことです。 正式には「血管付複合同種移植(vascularised composite allotransplantation)」と呼ばれる、この大手術は、今年の3月に行われました。 11人もの手術チームが組まれ、14時間にもおよぶ手術の末、陰嚢やその周囲の腹部の組織までの移植が行われました。 ただし、睾丸の移植までを行うと、元のドナーの精子が作られてしまうそうなので、倫理的な問題もあり、今回は睾丸の移植は行われませんでした。 医師によると、彼が完全に回復するまでには、半年から1年位の期間が必要とのことですが、この手術により、以前のように排尿できるうえ、性機能の回復まで可能になるとのことです。 アメリカ国防省によれば、2001年から2013年までの間に、1300人以上の兵士が、戦場でのけがで男性器に何らかの障害や欠損の被害を受けているとのこと。 どのような理由にしろ、若い男性がペニスの機能を失ってしまえば、精神的なダメージも相当に大きなものです。 リー博士は、このような元兵士らに、移植治療の道があることで希望を持ってもらいたいと話しているそうです。 同大学では、今後も複数回の移植手術を予定しているとのこと。 今回のように、大きな規模の移植を行うと、術後の拒絶反応を回避するための免疫抑制剤が必要になるなど、まだまだ解決しなくてはならない問題は多くあります。 しかし、治療実績が多くなれば、一般の事故などで性器を失ってしまった人への治療としても行われるようにもなります。 今回の成功例は、多くの患者が悩んでいるであろう、ペニスや男性生殖器の欠損に対して、一筋の光となることでしょう。

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